造幣局
造幣局(印刷局)
あまり目立たない造幣局の外観
アメリカ紙幣を印刷しているワシントンの造幣局(印刷局)は1862年に財務調の地下室でスタート。その後1914年には現在の位置に引っ越ししたほか、1991年にはテキサス州フォートワースにも2つ目となる造幣局の工場を開設しました。
この紙幣を作る課程を見学出来るツアーは、DCでも人気が高いツアーの1つです。入場料はもちろん無料!セキュリティーチェックの後、まずは造幣局の概要についてまとめられたビデオを鑑賞します。
ツアーの最初にまずはビデオを見ます。
その後、いよいよツアーが開始。ガラス越しに32枚の紙幣が1枚の大きなシートに印刷して行く様子や、32枚つづりを半分の16枚つづりに裁断して行く様子などを作業員の上から見学することがでいます。ただこのツアーの最中は写真やビデオ撮影は禁止されているので気をつけて下さい。
現在DCとテキサスにある工場でアメリカで流通している$1、$2、$5、$10、$20、$50、$100のお札を印刷していますが、1945年以前にはなんと$100000(10万ドル)の紙幣を印刷していたこともあるそうです。
ツアーの後はギフトショップやちょっとした展示のあるコーナーへ
だいたい35〜40分程度のツアーが終わった後は、ギフトショップとちょっとした展示が見れる一角へ。ここでは、32枚綴りや16枚綴り、8枚綴りなどのまだ裁断されていない紙幣のシートを購入することもできるんです。
$1紙幣の32枚綴りは1シートあたり$61、16枚綴りなら$36、など実際の紙幣の価値よりもお値段は高めです。
32枚綴りの紙幣シート。値段は高めですが購入することも可能です!
8枚綴りの紙幣シート
このギフトショップに設置されているインフォメーションデスクで働いているレイさんによると、この紙幣シートは自分でカットしたら実際にお金として使うことも可能だそうで(!)、レイさん自身も$1札の32枚綴りのシートでクリスマスギフトをラッピングして友人に今まで何度もプレゼントしているそうです。(でも機械のようにうまく切れなかったときはどうなるんでしょうか?)
ちなみにこうした紙幣シートはオンラインで購入することも可能です。
ギフトショップにはその他、Tシャツやキーホルダー、クリスマス用の飾りやネクタイ、細かくシュレッダーされた紙幣のかたまり、など紙幣をモチーフにしたお土産品が販売されています。
紙幣をモチーフにしたお土産品。手前にあるのはなんとネクタイ!
また、一角には1862年〜1929年まで紙幣を印刷するのに使っていた機械なども展示されています。
1862年〜1929年まで紙幣を印刷していた機械
人気の高いツアーのため3〜8月末の観光シーズン時には、事前に整理券を入手する必要があります。しっかり予定をたてて訪れて下さいね。
造幣局(Bureau of Engraving and Printing)
住所:14th and C Streets, SW Washington DC 20228
電話:202- 874-2330
営業時間:ツアーの時間は朝9時〜10時45分、
午後12時半〜2時まで15分おき。
週末や祝日、クリスマスから正月までは閉館。
3月3日〜8月29日の間はツアーに参加するための
チケットを朝8時からRaoul Wallenberg Place で配布。
ツアーの入り口は14th and C Streets。