Martin's Tavern
Martin's Tavern
ジョージタウンにあるMartin's Tavern
アイルランドからアメリカに1890年代に移住して来たWilliam S. Martinさんの孫息子にあたるWilliam G. Martin さんが大恐慌のさなかの1933年にジョージタウンのど真ん中にオープンしたのがこのMartin's Tarvernです。
落ち着いた雰囲気の店内
2013年に80周年を迎えたMartin's Tarvernはトルーマン元大統領から、ブッシュ大統領(Jr)まで歴代の大統領が訪れたレストランとしても知られています。
店内に入ってすぐ右手の手前にあるのが、ジョン・F・ケネディ大統領が好んで座ったとされる1人用のブース1「The Rumble Seat」です。当時マサチューセッツ州出身の下院議員や上院議員を務めていたジョン・F・ケネディ大統領は、Martin's Tarvernからはほんの2ブロック離れた所に住んでおり、毎週日曜日になるとこの席で新聞を読みながらブランチを取っていたと言うことです。
JFKが好んで座った1人用ブース
その横にあるブース2は、1940年から1950年にかけてよく店を訪れていたニクソン大統領が好んで座っていた場所で、特にこの店名物のミートローフが大好物だったとされています。
ニクソン大統領が好んで座っていたブース2
ニクソン大統領の好物だったミートローフ
そしてその横にあるブース3がジョン・F・ケネディ大統領とジャクリーンがよく一緒に食事をしていた席です。当時、ワシントンタイムズヘラルド紙の記者としてエリザベス女王の戴冠式の取材から帰って来たジャクリーンに対し、1953年6月24日にJFKがプロポーズをした場所でもあり、「The Proposal Booth」とも呼ばれています。
JFKがジャッキーにプロポーズした「The Proposal Booth」
JFKがジャッキーにプロポーズした場所と記されています。
更に、ブース6はトルーマン大統領と妻のベス、そして当時ジョージワシントン大学に通っていた娘のマーガレットがよく訪れて食事をしていた場所で「The Truman Booth」と呼ばれています。
マーガレット・トルーマンさんは14ものミステリー小説を書いた作家でもありますが、彼女の作品の中でもよくこのMartin's Tavernのことが言及されています。
トルーマン大統領がよく座っていた「The Truman Booth」
店の少し奥まった所にあるブース24はケネディ大統領の暗殺とともに副大統領から昇格して大統領となったリンドン・ジョンソン氏が好んで座った席です。当時上院の院内総務だったジョンソン氏は当時の議会レイバーン議長と今後の法案や政局について密談するために、プライバシーが保てる奥まったこの場所を愛用していたと言う事です。
また「The Proposal Booth」のちょうど横あたりにあるテーブル12は、ブッシュ大統領(Jr)が妻のローラや双子の娘とともに訪れては座っていた場所です。当時はまだ父親のブッシュ氏が大統領の頃で、ホワイトハウスに父を訪れるたびにこのMartin's Tavernにも立ち寄って食事を楽しんでいたそうです。
オルブライト元国務長官のブース
このほか、ブッシュ政権下で国務長官を務めたオルブライト氏のお気に入りのブースもあります。
典型的なアメリカのハンバーガーもお勧めの1つ
歴代の大統領らが好んで訪れたこのレストラン、ジョージタウンに来た際には是非寄ってみて下さいね。
Martin's Tavern
住所:1264 Wisconsin Avenue NW Washington, DC 20007
電話:202-333-7370
このレストランの詳細についてはMartin's Tavernの公式HPから
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