フリーア美術館:俵屋宗達の日本国外で初の展覧会で表千家が添え釜のお茶会を実施!
フリーア美術館:俵屋宗達の日本国外で初の展覧会で表千家が添え釜のお茶会を実施!
スミソニアン協会フリーア・サックラー美術館で江戸時代初期の絵師、俵屋宗達が描いた作品などおよそ70点を一堂に集めた展覧会「俵屋宗達と雅の系譜」が10月末から始まりましたが、この展覧会に花を添える形で8日、表千家のお茶会が行われました!
フリーア・サックラー美術館で行われた表千家のお茶会
17世紀初頭に活躍した宗達は日本美術の大きな潮流となった「琳派」の祖と呼ばれ、その後江戸時代後期の画家・尾形光琳に引き継がれたほか、西洋美術にも大きな影響を与えたとされています。
その宗達の展覧会が行われているその横に、立礼式のお茶会の席が設けられ、表千家によるお点前のデモンストレーションが午後1時から3回に渡って行われたのですが、美しい宗達の作品に囲まれながらのお茶会はなかなか「粋」で、大勢の観光客が整理券を求め行列ができるほどの賑わいぶりでした♫
立ち見客も出たお茶会
使われた茶道具
アジア美術のコレクションで知られるフリーア・サックラー美術館は、宗達の国宝級の傑作とされる「松島図屏風」「雲竜図屏風」などを所蔵していますが、今回は日本を始めヨーロッパなどからも宗達のコレクションを集め、合わせて70点の作品が展示されており、フリーア・サックラー美術館によると日本国外でこのような宗達の大規模な展覧会が開かれるのは初めてとのこと。一見の価値ありです。
俵屋宗達の”国宝級”の傑作・松島図屏風
俵屋宗達の”国宝級”の傑作・雲龍図屏風
このほか、伊勢物語や源氏物語をテーマに描かれたものもあり、見応えたっぷりでした。
Tales of Ise(伊勢物語)
伊勢物語エピソード87
Nine Screen from the Tale of Genji (源氏物語)
以下は、個人的に好きだった作品 「Maize and Morning Glories」です♫↓
Maize and Morning Glories
展覧会は来年1月31日まで行われているので、時間があったら是非、日本美術の粋を体験してみて下さいね。
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